羊の世界放浪譚

女一人旅・ワーホリブログ❤︎現在色々工事中。

スペイン*ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ~観光なし。風邪引いただけの話~

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ では、フラメンコフェスティバルを冬季に開催中。ちょうどその日程に合わせ、そろそろ疲れたからマドリッドに帰ろうか…と思ってたら

 

風邪引いた。げほげほ…

 

 

 

3泊の予定を…(とてもバックパック背負ってレンフェに乗れないぞ)と、+3泊。

6泊のあいだ、ほぼ寝ていた。外出は食事か買い出しのみで・・・結論、結局フラメンコは全く見ていない。・・・いいもん、ここは通過地点だから。わざわざ来たわけじゃないから。有名なダンサーはたぶんまた公演やるもん(´;ω;`)

 

 

 

ホテルにいてもやることがないので、ひたすら漫画をダウンロードして読んでた。ついでに友人とLINEぽちぽち。

「え~風邪引いたの?俺が風邪ひいたときは他の人助けてくれたけど、日本人も知り合いもいないとつらいなあ~」

・・その通り。最低でも水は買いに行かないといけない。全て当然自分でやる。

 

 

一度もう無理!と宿で中華のデリバリーを頼んだ。何があるか聞いたら「ピザか・・中華か・・」と言われ中華にした。配達時間外だったので、「後で電話してね」とおばちゃんに頼んでおいたが、しっかり忘れられ、夜9時にようやく届いた。

中華じゃねえ!中国人も怒りそうだ。酷くしょうゆ味の焼きそば(麺類を頼んだ)と、タッパーいっぱいの蒸し野菜に鶏ガラスープの味をつけてある。量が多かったので半分残した。

 

 

先進国って、経済的に発展するなら、全てが便利で快適になる・・と思うけど、実際外食持ち帰り・宅配文化は中間国の方が発達してる気がする。。トルコで寝込んだ時は即ケバブとアイランのデリバリー(安い)が来たし、タイやベトナムで持ち帰りなんで、麺からスープから全て出来る。日本が素晴らしいのは石を投げればコンビニ・ドラッグストア・自動販売機(これ大事!)があることだが、コンビニもなければデリバリー文化も乏しいこのスペインで、一人暮らしで寝込んだ方はどうするのだろう・・・

 

 

LINE続き

「保険入ってるし、海外の病気は心配だから病院行けば?ただじゃん」

自己診断はただの風邪だ。病院に行くための労力の方が疲れる。。。虫刺されもいっぱいしているので、もし高熱や嘔吐があれば即受信するが、現状の倦怠感、咳、吐き気、微熱では、処置も決まってる。海外の医者が日本みたいに簡単に抗生物質を出すかどうかだけ気になるが・・

 

風邪の時に出る薬というのは、基本全て対症療法だ。咳があるから咳止め、熱があるから熱さまし・・・全て体をごまかして症状を緩和するだけで、風邪を治すのは自己治癒力だ。漢方は風邪自体に効果があるが、残念ながらマドリッドに置いてきてしまった。。。忙しいわけでも、無理して症状抑えて働くわけでもないので、薬局でビタミン剤とトローチのみ買ってきた。ビタミンCの高濃度が欲しかったのだが、マルチビタミンを進められ、それにした。

 

あとは1日1~2回食事に出て、買いだめした水を飲んでとにかく寝る。

 

 

こっちで仲良くなった方からは

トルコ人「紅茶にレモンを入れるか、ホットコーヒーを飲むんだ!」

オランダ人「チキンスープを飲むんだ!」

 

・・・どうやって。カフェに行くのも億劫な身で、しかもこっちのレストランはガスパチョ(冷製トマトスープ)くらいしかない。

日本人としては、鍋にうどんかご飯を入れて食べたい・・栄養取れて温まってすぐ治る・・誰かが作ってくれるなら。

食事のチョイスは国民性が出るな~と思った。

 

 

 

へレスはずっと不安定な天気だった。曇りのち時々雷雨。風が強く、雨も降りだすと一気に夕立のようになる。天気を見計らって出ないとびしょぬれになる。

ついに下着がなくなったので、仕方なくコインランドリー(徒歩15分)まで歩いて行った。宿のおばちゃんに聞いたら「Repsolがあるよ。チャリンチャリン」とコインを入れる真似をしてくれたので、そこに行く。

Repsolはスペインで多いガソリンスタンド。使わないので他は知らないが、ここのRepsolにはコインランドリーや動物を洗う場所など色々あった。直接コインを入れるのではなく、レジでコインを買ってきて入れる式で、ちょうど居合わせた親子が全て教えてくれた。言葉もスペイン語のみだが、なんとかわかるものだ。「荷物は見といてあげるから、レジはあそこよ」と。小学生くらいだろうか、機械の操作は男の子が全てやってくれた。

親切は言葉とか人種とか国とか関係ない。凄くありがたい。スペインに来てから縁がないのか友達が出来ず、濃い人間関係を感じることもなかったが…風邪で心も弱ってる時にかまってくれる人がいるって幸せだ。

 

 

乾燥の待ち時間にご飯食べに行こうと出た。そして幸せを吹き飛ばす豪雨に見舞われ、8€の傘を購入3日目で壊された。街には私のと同じく、折れ曲がった傘が何本か散乱…あるいはゴミ箱に突っ込んであった。食事を諦め、宿で髪を乾かし、雨が止むのを見計らって傘を買いに行った。4€だが、こっちは骨が多く丈夫だった。

 

コインランドリーに取りに戻り、降り出した雨から死守し部屋に戻る。

ぐしょぐしょに浸みたムートンブーツは全く乾かず、溶け出た色素で足は真っ黒。。

 

 

 

風邪はなんとか5日で治した。フラメンコは無視して、教会だけ少し観光しマドリッドに帰った。体力が戻ってきたので、ケチってバスで8hrかけて。

 

なんかもう旅疲れしたので、だらだらマドリッドで次の予定まで時間を食い潰す。黒く染まった足はまだ落ちない🐏☔️⚡️

 

 

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