エル・エスコリアル修道院はマドリッド近郊の世界遺産。
マドリッドで次の予定まで1週間以上だらだらと時間を潰していたら、メンをヘラってきたので遠出する事にした。
修道院へはマドリッドから列車かバスで行ける。宿からバスターミナルの方が近かったのでバスにする。
メトロでモンクロアまで行き、モンクロアバスターミナルの11番乗り場へ。
エスコリアル行きを確認してたらちょうどバスが来た。約4€(何故か行き帰りでお釣りが違った…)。
1時間ほどでエスコリアルに着く。各停なので、どこで降りたらよいか人に聞いた方が良いかも知れない。少しでも近くで降りたいから。
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そこから坂を30分ほど歩く。ようやく見えてきた。
入場料10€、オーディオガイド(日本語)3€。ガイドツアーもあるが、英語かスペイン語で駆け足なので、じっくり観たい人はオーディオガイドをすすめる。
iPadみたいなのを渡され、声だけじゃなく画像や説明文も見れてハイテク。身分証明としてクレジットカード必要。ない人はどうするのだろう…パスポート??
さて。修道院はかなり広い。そして日陰になるので寒い。。オーディオガイドに簡単コースとじっくりコースとあったので、じっくりコースを選びのんびり観た。目安三時間とあったが、実際四時間はいた。
まず図書館へ向かう。↓の建物の上の階ワンフロアが図書館。
図書館側から修道院を見たところ。
ここでは、聖ロレンソが色々な所で出てくる。彼はスペインの聖人で、生きたまま網の上で炙り殺された。ので、その生々しい絵が飾ってあったり、この修道院の配置自体が焼き網の形に沿っていたりと…えげつない。
どの国もどの宗教もどこかでえぐい歴史はあるけど、カトリックは特にえぐい宗教画が多い。殉教をよりリアルに書くとどうしてもそうなるよね。。
↓階段をあがり…
ドアを抜けて図書館へ。この扉も昔の細工物で価値があるそう。
見事な天井画と、本!
本はあえて裏側を出して並べてある。表紙を日焼けから守るためと、金色に統一する為らしい。
昔は自由に見れたけど、盗難が相次ぎ網がかけられた…。
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修道院側へ。
↑これは、途中の階段の一部。
ここから大聖堂→美術館→宮殿→霊廟と続くのだけど…写真撮らず。
怒られてるから、ダメみたい。。特に禁止のマークは無いんだけど、何がよくて何がダメなのか…。
上記の図書館は、警備員さんがOKくれたから安心して載せちゃう。
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ずっと飛ばして王子の霊廟。不謹慎かもしれないので1枚だけ。下は、王家の霊廟までの入り口。
この王の霊廟が1番感動した。
エル・エスコリアル修道院は、あえて物凄くシンプルに作ってある修道院。ヨーロッパの教会や宮殿によく見る装飾をあえて施さない。だから好みは分かれるが、万里の長城やタージマハルに匹敵する世界の不思議?(と、オーディオガイドが説明)。私はこの石積みのみのシンプルさは苦手だけど…
王の霊廟だけは別!赤い大理石と黒?の大理石を組み合わせた上に金の装飾‼︎感動させていただいた!
「エスコリアル 霊廟」で検索を是非。
他の個人的おすすめは、大聖堂…の入り口の天井。これは説明を聞かなきゃわからないけど、力学的に素晴らしい。
美術館ではエルグレコの絵を所蔵してるから、ファンには良いかも。エルグレコの絵って、見た瞬間「あぁ、エルグレコだ」ってわかる。歴史に残る画家は凄い個性を持つんだなぁ。。
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ついでに、修道院にはお庭もあるので、行ってみる。
庭木の幾何学的な手入れは上から眺めたい。そういう場所がないのは残念だ。
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もう6時前。朝から何も食べてないので疲れた…エスコリアルで何か食べようと思ってたけど、めぼしいお店が無かった。。
行きと同じく30分坂を下る。さて、どこのバス停からマドリッド行きが出るのかな?と、バス待ちのおじいちゃんに聞いたら「あと5分でくるよ」と。お礼を言ってベンチに座ったら、待合の側面にマドリッド行きの時刻表があった。
正面しか探してなかったから、わからなかった💦
街歩きではなく、完全修道院目当てで行く街。行くなら晴れた日がおすすめ🐏☀️