バレンシアの誇るカテドラル、火祭りのイベントの合間をみて観光。スペインで、あるいはヨーロッパでそこそこには教会を見てきたが、ここは大好きだった。本当に美しかった。
カテドラル
入場料にオーディオガイド込み。日本語もあるので助かる。写真撮影禁止が多いスペインで、ここは写真OKだった。
塔は別料金で、時間が無くて登れなかった。。。
ここも元々はモスク。13世紀から建築を開始し、その後も度々手が入ってるので、同じ教会内に複数の建築様式が混在する。
メインの天井はすっきりと綺麗。かなり広め。
↓
入って右から順に回ることにした。チケットには時間が無い人用にショートカットの見どころも書いてあるが、やはりじっくり見たい。
メインの祭壇を取り囲むように小さな祭壇?がいくつもある。そしてそれぞれで建築様式に違いが出る。
マリアの夫、ヨセフを表す装飾が三角の部分に。ヨセフは大工職人だったことから、大工用具がモチーフというのは面白い。
バレンシアの司教であったsanto tomas de vallanuevaの遺骨が中に。
これはお墓。教会内に墓があるところは多い。人が上を通れるようになってるところは、いいのかな~と思う。。
個人的にはこの左右の絵は好き。
内陣・飾り衝立レタブロ
ここから正面のメイン。
ドームの形に注目。確か八角形だったと思う。2段重ねになっており、それぞれで装飾が違う。
↓凄い綺麗!!!!!!
全部で12人天使が楽器を演奏している。音声ガイドによると、埋もれていたのが修復の際に発見された(間違ってたらごめんなさい)。
たぶん、私は青に金の装飾の組み合わせが好き。大好き。もう息をのむ美しさ。
こんな素敵なものを、写真撮り放題って素晴らしい❤
後陣カベセラ
この中央祭壇を取り囲むように祭壇があるので、右から順に回ってみる。
ここ、あえてアップでは取らなかったが、手がある。まわりの細工も美しいのだけど、さっきの遺骨といい、手といい・・・生々しい。私は平気だが。
左の壁のステンドグラス。
スマホではこれが限界。ステンドグラスは縦長より丸が好み❤
先ほどの中央祭壇を今度は左から。ちゃんと天使は12人いる。
なぜか左側の小祭壇は撮影禁止(立ち入りも)。右と同じと書いてあって、実際違いはあまりわからないのだが・・何故だ?
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教会内右側に戻る。
↑これはゴヤ作。ゴヤの独特の黒々とした荒々しい?表現はないが、この絵でゴヤが初めて黒い悪魔的な抽象的なものを描いたそう。左の悪魔の部分に注目。悪魔?か病魔かに取りつかれて死にかけても悔い改めない(キリスト教に改宗しない)男性と聖~(忘れた💦)を描いている。
カテドラル内博物館
中には博物館もあり、見どころ沢山。
↓昔のモスクの名残?の展示。
この博物館エリア地下では遺跡が見れる。昔の墓地なのでよく見たら人骨がある。
この日はこれで時間切れになってしまった。のんびり見すぎて閉館時間となった。
次の日見れるもん…と思ったら・・・
火祭り期間のカテドラル
献花パレードの日は閉館らしく、2日間閉まっていた。え、あと一つ見所の部屋があるはずなのに〜と焦る。
そして火祭り最終日は無料開放!
見損ねた最後の部屋へ急ぐ。塔はもう諦めている。
素敵~!ここは今までと全く違う様式の部屋。オーディオガイドがないので詳しいことがわからない。。。
バレンシアはまた行く機会がありそうだし、リベンジしたいなあ。
サン・ホセの日:ミサ・レタブロの開放
ちょうどミサの最中。
中央祭壇の絵が開いている。凄く貴重な瞬間に居合わせてしまった、ラッキー。
火祭りの最終日はサン・ホセ(聖ヨセフ。キリストの父)の日に行われる。だから、教会も無料開放されるし、ミサも行われる・・知らなかったけど!
厳かなミサの邪魔をしては申し訳ない。ちゃっかりパシャっと一枚撮って、そそくさとカテドラルを後にした。
カテドラルのHP
もの凄く完成度の高いHP。改めて見てみたけど、火祭りについては見つけられなかった。次バレンシアに行ったら、塔へ登ってみたい。
今から祭りのクライマックスが始まる🐑