昨夜、疲れたのでドミの夕食を利用したら久しぶりに日本人にあった。彼はバルセロナに数泊するというので、ガウディを激推しした上で「モンセラット興味ない?」と誘ったら、快く同行してくれた。
モンセラットへは、まずメトロでスペイン広場まで行き、そこから列車で郊外へ向かう。スペイン広場は実は初めて来た。目の前の建物は、闘牛場かと思ったらショッピングモールだった。
駅では観光客用窓口があり、モンセラットあるいは同じ方面のコロニア・グエル教会へのチケットを売っている。
歩き方欄外に、「グエル教会は同じ方面だから、途中下車で行ける」とある。モンセラット行きの往復を買い、売り場の方にグエル教会も行けるか聞いてみた。「方向が違うからダメだよ。チケットはどっちかだよ」と言われたが、実際に列車に乗って見ても、Googleマップでも、途中下車で行ける…。私達は後述するが時間が無くなりグエル教会には行けなかった。売り場スタッフとどちらが正しいのかは、まだわからない。
↓↓
列車に約1時間揺られ、モンセラットの麓へ。私達は登山鉄道のセット券にしたので、ここから登山鉄道に乗り換え。ロープウェイと登山鉄道で乗り換え駅が違うので注意。麓から見ても変わった形なのはわかる。
↑登山鉄道。
世界の車窓から
*モンセラット修道院&付属教会
私も2€払ってロウソクを灯してみた🐏
この教会の目玉はミサ。エスコラニアと呼ばれる少年合唱隊が有名で、通常13:00(日・祝は11:00)のミサで歌ってくれる。着いたのが12:40で丁度良い時間だった。席も確保し、座って見物。
聖歌隊なので煌びやかな歌かと思っていたら、迫力あるゴシックな歌だった。これはどのくらいの頻度で曲を変えるのだろう。
余談だが、聴きながら一つ気になった。少年合唱団所属の彼等は義務教育の年齢なのだが…学校は?
毎日ミサで歌う間は昼休み??課外活動枠になるの??少年しか所属出来ないなら、OBはどこに散っていくのだろう。
ここは本当に美しい教会で、ステンドグラスも素敵。だが、私のスマホはこれ↓が限界。
目玉はもう一つ。黒いマリア像で、ご利益があるらしい。黒いマリアを触る為?の行列が出来ている。
↑正面祭壇上に黒いマリア様が。人が拝んでは入れ替わっていく。
同行者と相談して行かない事にした。私は正直並ぶのが面倒、彼はキリスト教に興味なし。教会の美しさを堪能して食事に行く事に。
変わった小部屋もあった。一部工事中で、どこが見所かよくわからん。。
彼と話していて改めて思った。宗教系のものは、予備知識が無いと楽しめない。詳しければ詳しいほど、より楽しめる。例えば、旧約聖書、新約聖書の大まかなストーリーが頭に入っているか。出ないと、キリストの生涯など装飾の意味がわからない。スペインでは各地方や祭りごとに守護聖人があり、教会によってはその守護聖人の壁画ばかり。お手上げなので、wiki様に頼る。出ないと絵の意味がわからないのだ。
いっそ、イスラムの偶像崇拝禁止の方が、単純に幾何学模様の美しさを楽しめて良いかもしれない。。
さて、モンセラットには、観光客用なのかホテルがあり、付属してレストランがある。他にも売店や軽食屋があるが、選択肢はかなり少ない。。。がっつり食べたかったのでレストランに行った。美味しかったが、少し高かった。。
↓↓↓
ここからはハイキングへ。まず登山列車??へ乗る。これはセット券の中に含まれてた。
既に絶景だけど、更に上を目指してハイキング。いくつかコースが書いてあり、軽い方を選択。
この独特の岩の形から、モンセラット(のこぎり山)と呼ばれるようになった。元は川だったそうで、地層の中に丸い砂利が見える。川の流れによって石は削られて丸くなる。通常の山の石は不揃いだから、面白い。
結構登ったけど、立て札が無いからゴールがわからない。横道があるけど、どうする?行ってみる?
ここからが獣道の山歩きで辛かった。転けたら服が下手したら破ける…そればかり考えていた。
↓一応、選択したコースのゴール。
確かに登った甲斐はあった。絶景‼︎
写真じゃわかりにくいけど、ピレネーが見える。
↑先ほどまでいた修道院は、遥か下に。写真真ん中付近。
登ったら下る。さっきとは別の近道をした。来るときに通った道が見える。
黒いマリア像が発見されたという、サンタ・コバへ行きたかった。掃除の方に聞いた方へ下っていく。来るときに使った登山鉄道を使わずに迂回する形だ。
遠くに修道院が見える。
…?あれ、無いなぁ。しかも修道院前までたどり着いてしまった。どうやらただの迂回ルートで、サンタ・コバへは修道院から更に下るらしい…なら登山鉄道使えば良かった。。
↓↓ここを下る。
↑見事な地層。
ずっと坂道。下り坂の次は登り坂。正直疲れた。ここにこそロープウェイ通すべきやろ!と、2人で悪口を言いながら歩く。受難のストーリーの石碑がせめてもの癒し。
サンタ・コバに着いた………閉まってる(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)歩いたのに、かなり歩いたのに(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)。閉館時間、どこかに書いてあったのかな?疲れて見落としたのかな??
行きたいと言ったのは私なので、申し訳ない気持ちでいっぱい。「大丈夫っす。誘われないと来なかったと思うので、むしろありがとうございます!」と言われて少しほっとした。
帰りの登山鉄道の時間まであと1時間。来た道を帰り、列車に間に合った。
↓↓↓
せっかくなので、ランブラス通り付近で夕食を食べる事にした。少し奥まった所にカタルーニャ料理のお店があり、雰囲気が良いのでそこにした。
中々の正解で、パエリア、サラダ、アンコウのクリーム煮を頼んだが、どれも美味しかった。
日本ではアンコウは鍋などあっさり食べるが、スペインやポルトガルではトマト煮やリゾット、クリーム煮など。アンコウ好きな人にはおすすめ、あっさりはしてないが美味しいから❤︎
こうして、バルセロナ最終日が終わった。さて、次はセマナ・サンタだ🐏🌈