羊の世界放浪譚

女一人旅・ワーホリブログ❤︎現在色々工事中。

セルビア*2018*ニシュ〜強制収容所・考古学博物館・髑髏の塔〜

ニシュはセルビア国内第3の都市。だが…流石なさびれ感。大都市は好きでは無いので落ち着く街。

 

ベオグラードから着いてまずした事は、ソファ行きのバスを確保する事だった。国際線の窓口は1箇所なので、そこに行きメモを見せる。無事買えたが…感じ悪い。。ベオグラードはそんな事無かったが。金額だけ言われたので、「いや、出発時間は⁉︎」と食い下がると、チケットに殴り書きしてくれた。大事なのはそっちだろうが。

 

 

↓中心部。勇ましい像あり。

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おじさん達の像。側の犬は最初本物かと思った。

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初日はセルビア風ハンバーガーを食べて終わった。トルコが近づいているので、食文化はますます似てくる。アイラン(甘くないヨーグルトドリンク)が売っているのが嬉しかった。ハンバーガーの肉も塩気が効いて美味しい。スパイシーソースとヨーグルトソース、そして野菜。満足❤︎

 

 

 

 

★2日目。ニシュ は小さい街だから、半日で一気に回れる。

観光時、まずツーリストオフィス(城塞の入り口にある)に行く事を進める。マップの入手と、開館情報の入手の為に。

行こうとしていたメディヤナは冬季休館中…は?4月でサマータイムも開始されてるのに?遠いから、先に聞いておいて良かった💦

 

 

全て徒歩圏内(辛ければバス)なので、天気も良いし歩いた。汗ばむ陽気だった。

*ニシュ強制収容所

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え?これ入り口?


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チケット売り場。観光客は私の他に数名…共通チケットを購入。

歩き方には「英語ガイドとまわる」とあるが、実際は好きに回ってだった。シーズンオフだからか、システムが変わったか…

 

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このグレーの建物が収容所。二階プラス屋根裏になっている。塀で囲まれているが、凄く小さい収容所。

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中にはパネル展示と遺品など。
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収容者が残した落書き。こういう時に読めたらいいなって思う。どんな気持ちで何を書いたのか…
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階段を登り、屋根裏へ。ここは独房みたいに小さい部屋が並んでいる。説明がないので用途不明。
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暗くて、正直見て回るのが怖かった。


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こういう収容所跡はヨーロッパ中にある。アウシュビッツだけ突出して有名だけど、最初に集められた場所、移送路、中継地…戦争拡大、占領地拡大と共に新しく作られていく。

 

 

ただ可哀想だけで済ますのは間違っている。ナチが迫害したのは、ユダヤ人・同性愛者・ロマ・ジプシー・障害者…何故彼らが対象なのか。

人種にこだわる割に日本と同盟を結び、名誉アーリア人とか言われたが…私たちはモンゴロイドのアジア人だ。ありがたがるとでも?

当時の感覚や価値観は今とは違うだろう。が、この問題は根深くまだ解決していないと思っている。

 

 

 

↓↓城塞内を散歩
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公園の中には遺跡が点在している。

 

 

 

*考古学博物館

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こじんまりした博物館。メディヤナの出土品も展示。

 

数少ない見所が離れてるので、更に歩く。

 

 

 

*髑髏の塔
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橋の向こうがチケットオフィス。共通券の人は直接入ろう。
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警備員も誰もいないんですが…と思ったら、ベンチでくつろいでいたお兄さんがチケット見せてと言ってきた。鞄から出そうとすると「オーケー。君を信じるよ」と。見せんでいいんかい!

「ここにいるから分からない事があれば聞いてね」と言われ、1人建物内へ。

歩き方的には、ここも英語ガイドと回るんだが…彼はひょっとしたらガイドで、サボっているのか??


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1809年、オスマン帝国支配下のセルビアで、セルビア人による反乱が起きた。鎮圧後に見せしめの意味で建てられたのがこの塔だ。
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見事な刀傷。死因がこれ程わかりやすいのも珍しい。当時生首が埋められたらしい。…当然いずれ肉は腐るよね?髑髏になる過程で隙間が出来るよね?何回修復したの?供養はしなくていいの??

色々気になる塔だった。

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私は戦争系、医療系、遺跡系が好き。自然は興味ないのでこのブログには中々出てこない。

ヨーロッパで骨の寺院は2箇所見たが、どちらも死者自らが望んで寺院の一部になったもの。ここは、死体を見せしめに使ったもの。本当に、死体を辱めるという事は、人の道から外れている。最近でもイラクやシリアで死体を弄ぶ行為がニュースになった。ここは意図があって行うだけマシかもしれない。そのニュースでは個人が自身のモラルの無さから行なっていたから。

 

 

 

↓↓↓

ニシュ ではずっと快晴だった。見学したのは暗いものばかりだが、天気が良いと気が沈まない。

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この日の夕飯もセルビア風ハンバーガー。中には小さいハンバーグが5〜6個入っている。1個のハンバーグの塊より、歯ごたえがあって美味しい❤︎

 

 

明日はソフィアへ🐏

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