羊の世界放浪譚

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デンマーク*2018*コペンハーゲン~デンマークの友人と街歩き・1日で回れる小さな町・その①~

 

初北欧旅、お次はデンマーク。6月とはいえ、長袖に上着が必要な気温・・寒い。

 

 コペンハーゲン・カストロップ国際空港からは鉄道も地下鉄もバスもあり便利。高税率でおなじみのデンマーク・・ただ高税率というのではなく、きちんと国民に還元されている。例えば・・公共交通費。チケット一つ買うにも、税金を納めている国民は安上がり。税金を消費税くらいしか納めない外国人は外国人料金・・高い。

 

 

 

コペンハーゲン中央駅

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電車で駅まで行った・。オイルマネーの国ノルウェーから入ったので、ごめんなさい、電車ボロっと正直思った。古いものでも大事に使ってる感じ。


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中央駅の周りにはデンマーク名物チャリが。

 

 

ここ、コペンハーゲンは友人に色々案内してもらった。スロヴァキア郊外を散策中に偶然出会った方がデンマーク人で、北欧に来るなら案内すると言ってくれたのだ。

www.wanderingsheep7.xyz

スロヴァキア以降私は東欧を南下し、トルコでごろごろしていた。5月半ばですでにトルコの暑さに限界を感じ・・「そうだ。北欧に行こう」と思い立った。彼(通称D)に連絡すると、夏場はサマースクールでアメリカに行くというので、彼がいる時に合わせて北欧周遊の予定を組んだ。

 

皆さん、北欧旅の予定は早めに!

なぜなら・・・物価が高いから!そしてシーズンは当然安いホテルからうまるから!

 

 

この後の移動も考え(次は列車でストックホルム)、中央駅徒歩5分のドミトリーをとった。大型ドミで、女性ドミトリー・6人部屋、室内にトイレ・シャワー付き。快適☆

 

Dとの待ち合わせは中央駅。羊、昔から人の顔と名前を覚えるのが超苦手(その割に、その人のエピソードや発言は基本忘れない)で、どうせアジア人は珍しいから向こうが見つけるだろうと、ぼっ~っと突っ立って待ち、無事合流。

 

チボリ公園


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今日は簡単に歩くだけなので、チボリは外から。

D「ライトアップがおススメだから、別の日にまた来る?」

ということで、改めて後日観光。

 

 

コペンハーゲン市庁舎

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チボリを通り過ぎ、大きな広場に前にど~んと重厚な建物が。1905年完成、中世デンマーク様式とルネッサンス様式を組み合わせた建物らしい。待ち合わせが遅かったのですでにガイドツアーも塔へのツアーも終わってる。

D「見たい?興味ある?」

羊「あるけど、もう閉まってるよ」

D「入れないか聞いてくるよ!」

 

ツアー等は終わってるけど、ホールは見ていいよと入れてくれた。
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気が引けてあまり写真は撮ってない。このホールは結婚式にも使われるそう。

独特のクラシックな内装にデンマーク国旗が溶け込むなあ・・自国の国旗が好きなのはアメリカだけじゃない。トルコもヨーロッパも国旗大好きで町中に掲揚してある。

 

 

ストロイエ

ここはコペンハーゲンの目抜き通り。歩行者天国の両側にお店がずら~り。
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天気がすこぶる悪くどんよりして見えるが、建物はカラフルで可愛らしい❤

D「パンドラって興味ある?デンマークのジュエリーブランドなんだ。ほらあそこに店があるよ」

羊「知ってる~日本にもお店できたよ、デンマークとは知らなかったけど。ただ、私は興味ない」

羊「ベーリングがある!私のつけてる時計ここのだよ!」

D「あ、ほんとだ。寄る?」

今はいいけど、壊れたらここの時計また買うと思う。

 

 

お腹が空いたので夕食を食べに行くことにした。ノルウェーで既に北欧料理に飽きた羊。なんかおすすめない?と聞くと、寿司が好きというので寿司屋に行った。
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うん、高い!が、味は美味しく満足。

前記事で書いたが、D氏は中国系デンマーク人。本人はデンマークで生まれ育っているので、中国語は親の耳コピ。なので漢字は読めず勉強中。

羊「なんで両親はデンマークに来たの?仕事?」

D「父は知らない。母がデンマーク旅行中に天安門事件が起きたんだ。そのまま国に帰れず、デンマークで政治難民になったんだ。今は帰れるよ」

羊「!それは・・お母さん苦労したね」

D「大変だったと思うよ。英語も話せない状態だったから。今はデンマーク語も英語も話せる。僕はデンマークで生まれ育ったから違うけど」

 

天安門事件は私の世代は世界史でさらっとしか習わない(なぜなら受験勉強の為の授業になりがちだから)。ある日いきなり「自国に帰れない」となったら・・人生は何がおきるかわからない。

 

親が中国人なので、家での食事は基本中華だそう。そして・・・高いので滅多に外食しない。それ!一番いいと思う!悪いが私は北欧料理よりアジアのご飯が大好き!

 

その彼は黒人のウエイターさんと雑談している。

D「彼アフリカから来たんだって。英語はイギリスで習ったそうだよ。だからデンマーク語はまだ話せないって」

それ、デンマーク語が話せなくても英語のみで働けるってことだ。スペイン・ドイツ・フランスなどのかつての大国はその国の言語が出来ないと働くことは難しい。・・・来年デンマークに来ようかな・・と淡い期待がよぎる。

 

 

会計は割り勘にした。今までいろんな国でごちそうになったことも何度かあるが、割り勘の方があとくされがないと思うようになってきた。実際ヨーロッパは割り勘が多い。

個人的偏見だが、リベラルな国ほど男女同権・割り勘で、保守的かつマチズモ的な国は男性が払う傾向がある。日本も男性が家事・育児を半分やりだしたら多めに払ってはくれなくなるのでは?

 

 

 

 

店を出て、どこに行きたい?と聞かれ、特にないから今日は案内に任せたいとお願いした。

なかなか風が強く、夏のコペンハーゲンなので日はまだ高いが寒くなってきた。

D「大丈夫?これ着なよ」

と羽織っていたカーディガンを差し出してくれたD氏。外見上普通のアジア人の彼がめちゃくちゃ輝いて見える🌟

彼が優しいのかデンマーク人男性が優しいのかは知らないが、この旅では一方的な人(一方的に食事に誘い、男性のプライド的にご馳走してくれ、一方的に口説き、一歩的に行先を決める的な・・相手の女性を全く見ていない笑)にばかり出会ってたのでもの凄く嬉しかった。

・・が、申し訳ないので明日からはもっと厚着をしてくることを固く誓った。

 

 

その②に続く

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