2018年7月。リトアニアでは4年に一度の歌と踊りの祭典が開催中。
イベントは毎日あるが、連日チケットを取ると高いので、この日はお休み。
ドミで出会った日本人女子Aさんと観光に行くことにした。
道では持ち寄り市場が開催。お年寄りが元気⭐︎
ヴィリニュス旧市街
*夜明けの門
城壁の外から
中から
1503年、タタール軍の侵略に備え、街をぐるっと囲む城壁を作った。元々は城壁は9つあり、現在残っているのはこの夜明けの門1つ。夜明けの由来ははっきりしていないが、聖母マリアのイメージからきた説が有力(HPより)
ここから中は旧市街。カラフルで可愛らしい建物が多い。
近くの気になったレストランに入ってみる。バルト料理は基本外れがない。
価格も、北欧4カ国の後だから、かなり安く感じる。トルコの後だと決して感じなかった安さ・・❤︎
*聖カジミエル教会
本物はもっと綺麗なクリームピンク。可愛いので入ってみる。
中もシンプルだが品があり好み。聖カジミエルはリトアニアの守護聖人。
地理的になかなか恵まれない位置にあるバルト三国。帝政ロシアではロシア正教、ドイツに占領されるとプロテスタント、ソ連支配に変わるとただの博物館に変わったらしい。支配者が変わると宗教も変えられるのはよくある話だが、建物自体が生き残ってきた事に敬意を表したい。
大聖堂+鐘楼(シティビュー)
広場の真ん前にドンとそびえる巨大な建物。なぜここにギリシャ!?と言いたくなるような、威圧感のあるギリシャ神殿風の柱で装飾されている。
右お隣の建物は王宮。元々は王族が実際に住んでいたそうだが、ロシアによる支配と共に破壊、最終的に取り壊し。なので、一から作った完全に新しい代物。
ヨーロッパではよくある。。文化や建物はアイデンティティだから、戦争で破壊→支配から脱却→再建の流れは。
さて、巨大な大聖堂の中は・・
バロック様式・・になるのかな?漆喰細工や彫刻、フレスコ画など。シンプルで簡素な教会が多い北欧の後では新鮮。好みではないです。
せっかくなので、Aさんとお隣の鐘楼にも登ってみる。
クラシックな木組みの塔。階段自体はさほどきつくない。
大聖堂。奥の小高い丘の上にはゲディミナス塔。かつては城壁の塔だったそうだ。
ヴィリニュスの旧市街はクリーム色の壁に赤茶色の屋根。
この建物の様式や色は個人の好みが大きくでるところだと思う。
ムデハル様式のスペイン・アラゴンや、黒く重厚な建物の多いプラハがヨーロッパでは羊好み。旅友Y氏はバロック様式やクリーム色の壁と紺色の屋根が好きでパリとベネチアに何度も通っている🐏
広場では子供達がフォークダンス中。観光客からバシャバシャ撮られてもなれたもの。
この子達にとってのフォークダンス、リトアニア衣装は私たち日本人にとっての浴衣と盆踊りの様なものかな?
若い女の子達のグループに「一緒に写真撮ってください!」と頼んだら、快く引き受けてくれた。
自分が海外に出てから、現地の人と写真撮りたい!民族衣装ラブなので、自分も依頼があれば写真に応じるようになった。何に使われるか今時わからない、SNSで拡散の時代なので自己責任だけど。私は家族づれや明らかな観光客(特に着物を着てる時)は歓迎だけど、男性一人で商売に絡みそうな時は相手を見て決める。
「ほら、前に君と同じ日本人もきて、俺の友達!だから大丈夫」詐欺に使われそうだから・・ほら、トルコとか。
旧市街。煉瓦自体は温かみがあって好きだけど、地震がテロ並みの確率のヨーロッパでは古そうな建物の耐震は一切信用してない。発展途上国だろうが、太平洋火山帯チームの建物の方がマシだと思ってる。
億に一、地震に出会ったら・・窓から飛び出してでも建物から出るつもりだ。
ウジュピス共和国
勝手に言ってるだけです。共和国と。だがそれがいい!!
今まで私が見てきたロックな地区は、
デンマーク・クリスチャニア:ヒッピー自治区でマリファナ昼間っから売ってるが平和だぜ(基本)
オランダ・飾り窓:プロフェッショナルな売春街。だけど観光客多すぎてカラッとしすぎ。平和にルールを守って自由を楽しもうぜ
くらい。面白いんだけど、酒は飲んでも煙草・ドラッグ嫌いなので心に引っかかるものがあった。
ヴィリニュスはそういう感じとはまた違って、雑というか適当というか、強制してこないアートというか。
一番現れてるのはウジュピス憲法だと思う。
様々な言語でプレートが貼ってますが、日本語版も仲間入りしました。
心に響いたものをあげると
4)誰にも間違いを犯す権利がある。
12)犬には犬である権利がある。
13)猫には飼い主を愛する義務はないが、必要とされたら飼い主を助けなければいけない。
27)誰もが自分の名前を覚える義務がある。
39)勝つな。
40)やり返すな。
41)でも降参するな。
この憲法日本語版は、上記紹介の映像でも流れるし、Facebookでも公式として載ってます。
この橋からウジュピス共和国に入国。
誰が使うのか目的がさっぱりわからないブランコ。橋は恒例の南京錠でいっぱい。
そして普段は入国審査はないが、エイプリル・フールだけはパスポート必須。そこがいい!
川ではセイレーンを探してみよう。
いい感じの路地。ここは建物はボロボロだし、落書きは酷いしで、不審者がいてもおかしくない感じ・・なのに廃墟っぽい建物には洗濯物が干してあった。住んでるの?
特に見るものがあるわけでもなく、町歩きで楽しむところ。・・素敵❤︎
このウジュピスのそばには超羊好みな聖アンナ教会が!ぶっちゃけ大聖堂よりこっちがおススメ。詳細は長くなるので、別記事で↓
以上。ヴィリニュス観光編第1弾。
ヴィリニュスには再訪するので観光編はまだ続きます🐑🌈