羊の世界放浪譚

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クルド人について〜レイシスト反対!〜

最近…ネットニュースで「クルド人が日本の入管に強制収容されている」と度々見る。この入管問題に言及する気は毛頭ない。この人を知らないのだから。

クルド人が差別されている。トルコでは差別されている。不法入国者だ。難民だ。クルディスタンを作りたい。テロ組織とつながっている…etc。

 

この問題の専門家ではないが、記事やコメントを見てもやもや。私個人の意見として、また旅での経験として語らせてもらうと、 

 

全てが正しいし、全てが間違っている。

 

 

この記事では国籍=その国のパスポート取得者とさせてもらう。

日本では日本人=日本国籍が圧倒的大多数だから中々実感がわかないが…〇〇人=〇〇国籍は絶対ではない。クルド人は民族的人種の話であって国籍は関係ない。

 

一般的にクルド人はトルコ、イラク、イラン、シリア付近の先住民族とされている。これだけでも、トルコ国籍クルド人、イラク国籍クルド人…以下略。

そして今は…ヨーロッパ中に散らばっている。よくニュースで「ヨーロッパでトルコ系移民が〜」というが、それはトルコ国籍の移民であって、トルコ人かクルド人かその他なのかわからない。

 

 

今回の旅で一番縁のあった人種は、クルド人です。私は。

 

トルコ国籍の友人がイスタンブールで出来た。

A「僕はクルド人だよ。トルコの中央付近に実家があって、イスタンブールの大学で勉強してる。トルコ語を話すけど、クルディッシュ(クルド語)は話せない。徴兵にも行ったよ、トルコ人の義務だから。クルディスタン?興味がないし、イスタンブールに住みたい」

 

B「イスタンブールで仕事をしてる。僕はイスタンブール出身だよ、クルド人だけどね。クルディッシュは話せない、英語と日本語はペラペラだよ。もちろん昔に徴兵に行ったよ」

羊「アンタルヤで宿の主人から、クルド人が沢山来て治安が悪くなる。って聞いたけど、どゆこと?」

B「クルドってひとまとめにしないで欲しいね。僕みたいな都会出身もいるけど、ガスもテレビもまだ無いような田舎から出稼ぎにくるクルド人もいる。その人の言ってるのはそういう人の事ね。ちゃんとした教育を受けてないと、マナーもモラルも低いから」

 

C「僕はトルコ人(トルコ語しか話せない)。サフランボルに住んでる。この国はトルコ人とクルド人と黒人が主にいて、クルド人がシリアやイラクでずっともめてる。いい加減戦争は終わらしたい。黒人も問題だ(私がGoogle翻訳で頑張ったので、かなり意訳)」

 

D「アンタルヤで働いている。トルコ人で、トルコ語とドイツ語を話す。ドイツで20年ほど働いていたから、ドイツ国籍も持ってるよ(正式な二重国籍)。だから、EUに行くのに僕はビザは必要ない」

 

E「イスタンブール在住日本人。タクシーの運転手は選んだ方がいいよ〜。クルド人が多くて、たちの悪いのはぼってくるから」

 

F「君と結婚したい。今すぐ僕のアンネ(お母さん)に挨拶に行こう!(…ロクでもないタクシーの運転手。自称トルコ人だが、全てが信用できない笑)」

 

旅先で仲良くなったデンマーク人。

G「僕はデンマーク人。僕自身が移民?難民?二世だよ。僕の親友はトルコ人、正確には親がトルコのクルド人で移民二世。彼はデンマーク国籍で、僕とはデンマーク語で会話するよ。だってデンマークで生まれ育ってるんだから」

 

Hフェリーでディナーを一緒に食べたおっちゃん

「僕は色々な言語を話せるよ。スウェーデン、英語、クルディッシュ、イタリア。僕の母親がトルコのクルド人で、父親がイタリア人なんだ。で、僕はスウェーデンに働きに来て移住した」

彼の英語は壊滅的だったが、この自信は見習いたい。

 

Jベルギーで出会った女性

「私はイラク国籍のクルド人。クルディッシュじゃなくてイラクの言葉を話す…アラビア語じゃなくて〇〇ってやつ。夫もクルド人でベルギーのケバブ屋で働いてるわ。私は今フランス語を勉強中で英語は話せないの」

 

Kルクセンブルクのアラブ食材屋の店員

「何で君トルコ語を知ってるの?ここにはエキメッキ(トルコのパン)はないよ〜。僕はイランからで、あっちはシリアから来たよ。君フランス語話せないの?」

 

 

元々国をまたがって住んでいたクルド人。あの地域はずーっと戦争をしてる。それに伴い当然世界中に散らばっていく。日本人も戦前、戦後、ブラジルにもアメリカにも北朝鮮にも世界中に散らばった。文字数の限られているニュースでは仕方ないが、クルド人とひとまとめにしないで欲しい。差別されているクルドもいるかもしれないが、私の会った人は全く差別されていない。…というか、自分からペラペラ話す。

だから、全て正しいし、全て間違っている。その人個人の立場、主義思想次第。

 

日本人の友人から「何人かなんてどうやって聞くの?デリケートな話題じゃないの?」と言われた。私は「何人か」聞いたことはない。「どこから来たの」と「何語を話すの」を聞く。話したい人は自分からルーツを話てくれる。

 

最近、トルコやイランから来たと聞けば、特に何語の話者か確認するようになった。トルコ語話者ならトルコ語で少し挨拶が出来るが、トルコ話者とは限らないし、親トルコとも限らないから。余計な事はしない方がいいと思ってる。 

 

 

 

追記。出来るだけ色々な意見を書きたいので。

Lプラハのドミで友達に。

「僕はクルド人でトルコの南東部出身。シリア国境に近いけど、余程近くない限りは安全だよ。僕はトルコ語、クルド語、英語を話す、プラハには国際ボランティアをする為に滞在してるんだ。徴兵はまだ延期してる、行きたくないね」

羊「日本のニュースで上記の内容をみたけど、実際クルド人って迫害されてるの?」

L「トルコの南東部はクルド人が多いし、クルド語しか話せない人も多い。僕のおばあちゃんはトルコ語は話せないよ。例えば、警察に捕まった時にトルコ語が話せないと意思疎通が出来ないから簡単に出てこれなくなる。クルディスタンについては、長期的に見て賛成だ。言葉が通じるもの同士でまとまった方がいいね。

トルコは大きい国だけど、公用語はトルコ語だけ。だから、家ではクルド語で話しても、授業はトルコ語でやるんだ。トルコの学校は全てトルコ語で授業だよ。僕はその方がいいと思う。ずっとクルド語で授業したとして、例えばイスタンブールの大学でいきなりトルコ語はもっと難しいだろ?」

もっと教えて欲しかったけど、私の英語力に問題があった。。

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