羊の世界放浪譚

女一人旅・ワーホリブログ❤︎現在色々工事中。

北欧旅~クルーズ船で行くストックホルム🇸🇪ートゥルク🇫🇮間~

2018年6月末、ストックホルムからフィンランドのトゥルクまでフェリーで渡る。

 

 

トゥルクへ

フィンランド🇫🇮…サンタとマリメッコとムーミンの国。地名はヘルシンキしか知らなかった。そして、北欧4か国は文化的にも歴史的にも同じだと思ってた。

 

実際には。言語的に方言レベルの近さはデンマーク🇩🇰、ノルウェー🇳🇴、スウェーデン🇸🇪の三ヶ国で、フィンランド🇫🇮は別言語。大国ロシアとスウェーデンの狭間で苦労した国である。

戦争関連を巡るのが趣味の羊。ヨーロッパでユダヤ人虐めの博物館をいくつも回ってきたが(だって…どの国にも博物館があるから)、北欧、バルトではKGB関連もプラスされた(これも沢山あ…以下略)。

 

そんなフィンランドにヘルシンキから入らずあえてトゥルクに立ち寄るのは…祭りに日程を合わせたから✨!

 

クルーズ船予約方法 

北欧諸国は陸路のみでなく、バルト海や北海を繋ぐ航路も多い。世界で有名な北欧の物価高、高税率。結果利用者は旅行者のみでなく、地元民も多数。

週末の度にノルウェー(超高額)→デンマーク(高額)へ、フィンランド(高額)→エストニア(安い!!)へ気軽に海を渡り、浴びるように酒をのみ大量に酒を買い込んでいく高税率の国の一面を見る事ができる。

 

↓タリンク&シリヤラインHPより

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このスウェーデン・フィンランド・エストニア・ラトビアを結ぶ航路はタリンク・シリヤライン。代理店も数多くあるが、公式HPが日本語対応なので、直接すいすい予約できる

www.tallinksilja.com

 

クレジットカードなどの問題で公式で予約できなかった方は代理店のHPへ。会社によって、バーコードチケットから印刷必須から様々なので要注意。

 

 

クルーズ船へ

ストックホルムのフェリー乗船場へ。港の野原には野うさぎが。

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↓今から乗る巨大フェリー
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1番安い4人部屋を予約した。更に安い部屋なし(待合ロビーのソファで寝る)もフェリー会社や航路によってはあるが、タリンク・シリヤには無かったような・・

部屋は公式写真を少し劣化した感じである。

 

自分の部屋の並びに行って気づいた・・・中国人観光客ばかり・・というか多分このラインは同じ団体客。その証拠に自分の部屋と他の部屋の中国人同士で部屋を行き交いはしゃいでいる。え、偶然?アジア人差別?同じアジアだから同室にしたという善意??

どういう部屋割りをしているのかわからないが、結果可もなく不可もなく。

メリット・団体観光客なので予定がぎっしり。その為夜遊びせず早めに就寝

デメリット・お年寄り3人だったのでいびきと寝屁が煩い(これは仕方ない)

 

挨拶をしたら中国語はわからないし暇になった。夕日でも見ようとサンデッキに向かう。


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ストックホルムの島々を運行中。バルト海に出ると一面水平線になる。北欧の夏は限りなく白夜なので、日が沈むのが本当に遅い。自分が山あいかつ都市部の生まれなので、広い空は何度見ても慣れないし感動する。水平線も。

 

ソファを陣取り30分ほど眺めていたら、隣に来たおっちゃんに話しかけられた。彼はスウェーデンでもう何年も働いていて、会社の友人女性と旅行に来たという。お酒を奢ってくれるというので、ちゃっかりビールを買ってもらった。

「これから友達がくるから、3人で食事にいかないか」というのでお誘いに乗ることにした。友人女性は全力のメイクとセクシーな衣装でのんびり現れた。部屋で着替えていたそうだ。

「ここはナイトクラブもあるから踊ろうと思って❤︎良かったら後で行きましょう❤︎」

知らなかった。というか元々ナイトシーンに興味がないので、一人ならまずいかなかった。

 

大型フェリーの夕方発便なのに、利用者が少ないのか飲食店が閉まるのは超早い。まだ開いていたレストランで各自食事を頼む。

エビのリゾット↓
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エビがプリプリで美味しい。

 

男性の方は母がトルコのクルド人で父はイタリア人。イタリアで育ち、スウェーデンに働きに来てそのまま移住。何人かと結婚し、離婚し、子供も数人。

彼「日本人の恋人もいいと思うんだけど、日本人ってどうかな?」

羊「さあ〜、難しいと思うよ。そもそも日本人自体が北欧に少ないしね」

彼は羊と変わらないレベルの英語話者。他にスウェーデン、クルディッシュ、イタリア。

友人「彼は凄くいい人。いつも助けてもらってる、私はシングルマザーなんだけど子供とも仲良いしたまに泊まりにくるのよ。でも友達だからセックスはしないの」

彼女はギリシャ人とトルコ人の間に生まれ、ギリシャ育ちだったと思う。

 

日本は限りなく単一民族で、独自の文化も二重国籍を認めないのも個人的には好きだ。だが、世界中に日本人は住んでいるし、同じように世界中にあらゆる出身地の人間が混在している。

なんでわざわざ書くのか・・ネットの特定の文化叩きを見ていると、適当に纏めて語っているのが多いから。羊はこの批判の仕方は嫌いだ。例えば「北欧料理が不味い」と適当なにまとめた方が叩きやすいのはよくわかるし、私もやるけど笑、実際には北欧といっても地域や国ごとには違うし、美味しいものも不味いものも勿論あるからだ。ましてや広大な範囲に広がった民族を文化や慣習の差を無視して叩くのは安易な意見だと思う。

レイシスト反対。

 

行こ行こと誘われ、ナイトクラブへ。
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ライブが催され、数人が踊り始めた。私達は談笑しながら、一緒に自撮りをしまくる。そうこうするうちに深夜1時になった。流石に戻らないと同室に迷惑なので、ご馳走してくれたお礼(夕飯も奢ってくれた)を言い、別れた。

 

 

トゥルク着

早朝。同室の中国人達がアラームで一斉に準備しだし、ついでに起きる。

リタイヤ世代が元気なのは10年程度前の日本を見ているようだ。以前は主要な観光地全てに日本人団体客の姿があった。今はめっきり少なくなって、代わりに中国人団体客が溢れている。団体になるとわーっという少し距離を置きたい感じになるのはあまり批判できない。日本人観光客もかつては似たようなものだったから。


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フィンランドもどんよりとした天気模様。

 

シェンゲン協定内なので入国審査なし。さくさく下船しトゥルクの宿へ。お祭り目当てとはいえ、さほど街は混んでいなかった。Airbnbでキッチン付きのお部屋を郊外に借り、バスで向かう。

部屋からは裏の山が見える。
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山国日本だとあまり気づかないが、南ヨーロッパの乾燥した大地を拠点にしていると、湿度のある北欧の森は本当に美しい。

短い北欧の夏、あまり予定を詰め込まず、森や草原を散歩しながらひなげしを眺めようと思う🐏

 

次回。トゥルクの中世祭りご紹介⭐️

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