リトアニア。大国ドイツとロシアに挟まれ、北海の強国スウェーデンとも近い、なかなか地理的に困難な国。
そんな国では政権どころか支配国が変わるたびに宗教も翻弄され続けてきた。
内容が正しいかどうか定かではないが、結局wiki様が1番わかりやすい。
興味がある方は↓
要約すると、もともとバルト人の国だったリトアニアは多神教からスタート。カトリックが浸透し、同時に地理的要因もありロシア正教やイスラムも存在したが、帝政ロシア支配と共にロシア正教。ドイツ支配時はルター派、ソ連時代は宗教自体の大弾圧。そして現在はカトリックが大半。
ロシアのお隣にありながらロシア正教でない辺りに抵抗を感じる。
wiki下のグラフにあるように、実際は信仰心はかなり薄い。同じように大国に翻弄され続けた西お隣ポーランドの信仰心の高さと比較したら・・
う〜ん、宗教は面白い!
2つの赤煉瓦の教会
そのリトアニア🇱🇹の首都ヴィリニュスで、是非訪れて欲しい他では見たことないタイプの素敵教会!!
この2つの教会は隣接していて本当にわかりにくいので、最初にネタバラシ。以下の写真はGoogle様の航空写真。
左:聖アンナ教会・・黒ずんだ煉瓦
右:ベルナルディン教会・・奥の新しそうな赤茶色
この2つの教会は、バルト1、いや欧州でもトップ10クラスに好き。
外観の赤煉瓦ゴシックは聖アンナ教会。内装のシンプルかつ上品な可愛らしさはベルナルディンが好き!選べない・・
2つの教会の横には苦難のレリーフが。
聖アンナ教会
開館時間*火〜土 10;30〜18:30(10月〜4月16:30〜18:30)
日8:00〜17:00
ただし、HPもクローズしていたし、あまり当てにならなそう。
外壁の朽ちている煉瓦が素敵❤︎❤︎それもそのはず、建てられたのは15世紀末の後期ゴシック。フラボワイアン(火焔式)ゴシックというらしい。
右端の鐘楼は19世紀に建てられた、比較的新しいもの。
↑これは鐘楼。
33種類の異なる形のレンガを使い、このゴシック独特の重厚感と曲線を表している。
かのナポレオンがロシア侵略時にこの教会を見て、「我が手に収めてフランスに持ち帰りたい」と語った有名な逸話が残されている。・・フランスからも侵略を受けていたのか。
内部はシンプル。
天井の木組み飾りが独特。外観の重厚さと対称的だ。
ベルナルディン教会
開館*7:30〜19:00
フランシスコ会(カトリック)の教会&修道院。内部はソ連時代に破壊され、修復作業は未だ続いている。
奥のつるんとした赤茶色の建物。聖アンナ教会に紛れて入り口は分かりにくい。
アーチをくぐって中へ。正面の木には飾り付けが施され、可愛らしかった。
中は・・素敵!!!
全体的にシンプルだけど、センス良く施される可愛らしい装飾の天井。白い内装に反して祭壇は質量を感じる木製!
これは・・ツアーで説明を受けたかった。
ツアーは予約が無難で5人以上から、人数を満たさない場合は要相談・・一人旅にはえらくハードルが高く断念した。
2018年夏、まだ修復作業は終わらない。
木製祭壇はバロック様式。中央の金箔の十字架は奇跡を起こすとされているそうだ。
1番気に入ったのは天井!天井装飾好きなので、祭壇とかイコンより、天井をチェックするのだが・・
なんて愛らしい❤︎❤︎
この天井模様は十字、星、クリスタルと呼ばれる3種類のゴシック模様だそう。ゴシックだとは思わなかったし、花模様に見える。
壁面のフレスコ画も美しい。建てられた当初はもっと色鮮やかだったのだろうけど、私は今の味わいのある優しい色合いが大好き。
↓↓おすすめ動画
Bernardine Church | Bernardinų bažnyčia | Vilnius | Lithuania | 2017
以上。聖アンナ教会とベルナルディン教会。是非足を運んで生で見てほしい🐑🌟