コペンハーゲン2日目・続き。
友人と待ち合わせ・海外の時間感覚
夕方から友人にチボリに連れて行ってもらう約束をしていた。中央駅待ち合わせ。
郊外ヒレロズから急いで帰り、約束の時間に何とか間に合った。友人からは「ごめん、5分遅れるね」と連絡が入っていた。
5分遅刻で連絡をくれるなんて(泣)。世界中どこでも遅刻常習犯はいるもんだか、人数比率に圧倒的に差があるのは、環境のせいだと思う。
スペイン・中南米は遅刻を気にしない人が多く、そういう人は5分程度じゃ謝る感覚すらない。オンラインで細々と続けているスペイン語の先生はグアテマラ人で、もちろんレッスンは時間通りきっちりやってくれるが
「グアテマラでは遅刻は普通だよ~10分、20分、30分。そんなことでみんな怒らない。人生は長いんだ」
と笑って話している。
スペインでも一時働いたが、スタッフの5分・10分遅刻は普通で20分くらいも時折目にし、他のスタッフから
「5分前とかに来なくていいよ~どうせみんな遅れるし、ここはスペインだから(笑)」
と早々に言われた。この職場が異常なだけという可能性もあるが、たぶん少数派ではない。
私個人は、待たすのはいいが待たされるのは嫌いという最低な性格なので、スタンスとしては完全に相手にあわす。時間通りの友人には嫌われたくないので必死で準備する(たまに遅れるけど)が、遅刻常習犯の友人に対してはお互い期待すらしていない。ささやかなマナーとして「ごめん遅れる~」とメッセージを送るが、大概お互いに遅れるし、先に着いた方も待ち合わせ場所をチラ見したら「先に着いたから、喫茶店で待つから来てね」と勝手に待ち合わせ場所を変える。日本にもこういう最低な人同士は凄く楽である。
そんな私がマドリッドに住む為に選んだ大家さん(エクアドル人のお母さん)は、南米人にめずらしく時間にきっちりな方。少しでも遅れるなら連絡がはいるし、事前にきちんと打ち合わせもする。ピソ探しでここに決めたのは、お母さんのきっちりしたところが内見の時に感じられたから。あと、安かった。
直前までAirbnbで見つけて住んでいたシェアアパートの大家さんはポルトガル人男性でかなり適当かつ雑。ある意味快適だったが、長くすむなら万が一のトラブル時は困ると感じた。
あくまで私の経験談だが・・トルコももちろん平気で遅れる印象である。モロッコもインドもギリシャもそうだった。平気で遅れる人は待つのも平気そうだ、みなお茶とか飲みながらのんびり待ってる。この調子だと同じ地中海のイタリアも酷いのではないかと期待する。
寒い国こそ待ち時間に耐える事に慣れていそうだが、北欧・バルトはまじめな印象が強かった。が、レストランなどで(日本と比べて)待ち時間が長いのはここも同じだった。文化的にあまり店員を呼びつける事はせず、おとなしく待つのはヨーロッパ共通だと思う。たまに「急いでるの」とわめく客がいるが、たいてい「一度頼んだし、店員にも仕事のペースがあるからね~」と待つ。
私は日本は、サービスを受ける側には天国で、提供する側には地獄のような国だと思ってる。多少不便をこうむっても、働くときに異常に不愉快な思いをしない方がいいのではないだろうか。みんなお互いさまなんだから。
少なくとも旅先では日本と同じく急いでもらえると思わない方がいい。自分の予定に余裕を持つしかない。
話がかなり脱線してしまった。友人と合流し、チボリへ向かう。
チボリ公園~世界最古の遊園地??~
チボリ公園は、公園ではなく遊園地!1843年にオープンというからかなりの古さで、コペンハーゲン市民の心のふるさとと言われているそうだ。
HPではイベント情報もしっかり載っているし、チケットの事前購入も可能。
正直すみません、まっったく興味がなく、友人の「夜景が綺麗」の一言に乗せられてついて行った。入場料と乗り物チケットは別で、とりあえず入場券だけ買って中に入った。デンマーク人の彼はカード(何カードか知らない)を見せてタダ。
夜景を目当てといっても、夏のデンマークは深夜まで日が落ちない。
もっとデンマークっぽさがあるのかと思ったら、中はチャイナやアラビアだった。か、可愛い。
かと思えばちゃんとマシンも充実。
回転系に強いので、「フリーフォール以外は乗れるな~」と思いながら見物。
羊「え~と、乗る?」
D「ぼく乗れない。下で見とく」
羊「私も夜景だけで十分」
なんとも盛り上がらない二人である。私が写真を撮る横で、彼は安いジュースはないか探していた・・ご希望に沿うものは無かったようだ。
チボリ内の日本庭園・そしてワールドカップ
D「この辺はたぶんアジアがテーマだよ」
羊「見て!」
6月のコペンハーゲンでは紫陽花が満開だった。日本の友達に「帰国した」と送る!と、海外のものが映らない角度を探してパシャ📷。
日本にしか見えないと思うのだが、どうだろう。
折しもこの日はワールドカップで本国デンマーク対どこか(忘れた)。チボリ内のモニター前には開始と共に続々と人が集まってくる。
羊「私らも休憩がてら見ようよ」
D「僕はサッカーファンだけど、君サッカー好きだっけ??」
羊「全く興味ないけど、たまには見る」
数年ぶりに見るサッカーはルールも楽しみ方もわからなかった。が、周囲のオーバーリアクションを見るのは楽しかった。
よくわかっていない私に気をつかったのか、ご飯に行こうと友人が言い出した。チボリ内の飲食をのぞいてみるが、今一つグッとこない。「アジア料理が食べたい。でもチボリで夜景も見たい」とごねたら、係員さんに再入場聞いてきてくれた。
チボリ、日本の遊園地と同じく再入場できました。チケットを見せて、手にスタンプを押してもらう。カードで入った彼はスタンプ不要。
デンマークまで来て、韓国料理屋でビビンバとキムチをつまむ図。
デンマーク価格にしては安めで妥当な味。意外と北欧でのアジア料理はまだはずれていない。
ようやく日がくれてきたので、チボリへ再来園↓↓
確かにおすすめ!チボリのライトアップ🌟
おおお!確かに綺麗!白夜期間なので空は微妙に明るいが、それでも綺麗!
このチボリ公園、ハロウィンやクリスマスイベントもしっかりやるそうで、楽しさ倍増すること間違いなし。機会があれば、冬のチボリも見たいと思った🐑
そして、この日はここからが大変だった。続く・・